『5elements 』2.地

今回から実際に、5つの要素それぞれについて綴ってゆきます。

ポイントは3つ。

1.地・水・火・風・空とは、どんな要素?
2.それは身体のどの部分に優位に働いているの?心身にどう影響しているの?

3。その要素を実感したり育んだりするための身体の使い方は?


3については、特にクラスにて実践を繰り返しています。
文字では伝わりにくい部分もありますが、できる限り綴ってゆきますね。

5elementsを道しるべに身体から心へ広がってゆく実感への旅路。
少しずつその歩みを積み重ねてゆきましょう!


"地"の要素


一番最初に紹介するのは"地"の要素です。


地の要素は、2種類のエネルギーの振る舞いである引力と斥力をベースに、そのブレンド具合によって5つに現れた五大元素(5elements)のうちの一つ。
それは引力、つまり"結合"のエネルギー。何かと何かが引き寄せ合い、時間が経過しても安定している状態です。


そんな結合エネルギーの状態は、安定感、重たさ、落ち着き、覚悟、ブレない、などなど、様々な言葉で表現することができます。



地と呼応する身体のパーツ


私たちの身体でこの"地"の要素を担っているパーツは"下半身"です。
下半身には、足(foot)・脚(膝や腿を含む)(leg)・股関節が含まれています。


この結合のエネルギーは、脚を伝い足へと"下向き"であることが自然。この下向きの結合エネルギーから、私たちの身体や心は"安定感”を受け取っています。


地に足がつかないなんて状態は、まさにこの自然な流れが不自然な状態の現れです。
また、心が極度に緊張したり恐怖を感じていると、実際に身体レベルで脚がフワフワ・ガクガクしてきますね。
私自身の傾向のお話なのですが、飛行機に乗り空を漂うと、下向きに安定する質が弱くなり、着地してからもふわふわと宙に浮いたような感覚を覚えることが多いです。(そんな日は就寝前により大地の質を意識してヨガや瞑想をし、バランスを取り戻します)


下半身が下向きのエネルギーの流れを伴って、その下に広がる大地と繋がっていること。地面を日々踏みしめてゆくことは、当たり前のことのようで、私たちにとってとても必要なことなのですね。

"地"を感じる身体の使い方


ここまでのお話をシンプルにまとめます。

地の要素は結合のエネルギー。それは私たちの身体レベルでは脚や足、股関節に優位に働き、下向きに結合することで心身に安定感がもたらされている、ということですね。


では、ヨガや瞑想を行っていく際、下半身により結合の要素を育んだり味わったりするには、どのような身体の使い方をしてゆく必要があるのでしょうか。


そこで大切にしたいことが"アライメント"です。アライメントは英語で配置のこと、アーサナや瞑想を行う際の身体のポジションのことです。


どのように身体を使ってゆくと、結合の要素をしっかりと下半身に感じることができるのか。
それには、地の要素を担う脚や足、股関節のアライメントを"安定感のある状態"にしてゆくことがとっても大切です。


クラスでは特に、大地との直接的な接点である足の裏への重心のかかり方に細心の意識を向けていただきながら様々なアーサナを実践しました。
⇒親指の付け根、小指の付け根、かかとの中心、合計6点に均等に体重を乗せること


そしてまた、大地と体とのパイプのような役割である脚の配置、立ち幅や膝の向き・つま先の向きなども、いつも以上にていねいに意識を向けていただきました。
⇒立ち幅は骨盤を2本の脚がテーブルの脚のように真下にむけて支えてゆく幅

⇒膝を正面に向けられるつま先の向き


身体と大地をつなぐパイプである脚、そこから直接大地と触れ合っている足、そのアライメントを大切にしてみること。そしてそこから下へと流れゆくエネルギーを感じてゆくこと。

ちなみに私が実践し、みなさまにシェアしているアライメントは、”身体の構造に対して無理がないこと”、それゆえに”持続可能であること”を一貫して大切にした上でのアライメントとなります。
(このことはまた詳しく綴りたいと思います!)
そういうアライメントを取ると、どんな実感が沸くのか。安定の実感はあるか、育みやすいか。
実践の中で確かめてゆきましょう。

また、安定感があるということは、力んでいる、力で維持していることとはちょっと違っていることもお伝えしておきます。
力むことでも安定感のようなものを感じることはできますが、それは”持続可能”ではなく短期間で消耗してしまうタイプ安定感。
力みでの安定感を身体に対して押し付けていないかも、実践の中でぜひ確認してみてください。


然るべき配置をとり、様々なアーサナの持つ個性的な特質をきっかけに、そして私たちの感じ受け取る力を発揮させてゆけば、下半身はまるで大地そのもののように安定していることに気づくはずです。

持続可能。
ただ堂々と悠々と裾野を広げている山のように、そこから際限なく広がっていく大地のように。

そしてそんな身体レベルでの無理のない安定感を感じるとき、深い落ち着き、深い安心感が心にも広がってゆくのです。


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