『調整~ヨガ的な努力』4.上半身をほぐす

コラム更新が遅くなってしまい、失礼いたしました!
私の操作ミスで、なんとずーっと下書きのまま携帯電話の中に眠っておりました(笑)。

間が空いてしまいましたが、身体各部の担う役割がより発揮されてゆくようなほぐし方、今回は上半身がテーマです。

腰~背中をほぐす

上半身には、身体と心のつながりを感じながらヨガをする上でもとても大切な部分が2つ含まれています。

1つ目は『背骨』です。

背骨はヨガをする上で、アーサナや瞑想をする上で、とても大切な部分。
この背骨の状態をいかに調整するか、そのために他の身体のパーツをどう使ってゆくのか。
私のクラスのアライメント(アーサナを行うときの身体の配置)は、このことをとても大切に捉えています。

凛と立ち昇る、一筋の身体と心の軸。
アーサナや瞑想を、背骨の存在感を意識しながら練習してゆくと、心にもその感覚が伝わり出してゆきます。

身体から心へ。凛と迷いなく信念を抱きそれを一方向に形にしてゆくようなエネルギーが広がってゆく。
その源となるのが、背骨です。

そんな重要なパーツである背骨ですが、私たちの現状は、背骨まわりの筋肉の堅さやコリに隠れて、その背骨の存在感を感じることが難しい状態かと思います。

今日こしらえたコリ、詰まり。いつどこでこしらえたかも忘れてしまったような、滞り。
私たちの心身の凛とした軸である背骨は、そのまわりの滞りというベールに隠されがちな部分でもあるのです。

このシリーズで繰り返しお伝えしていることの1つ、様々なものは常にバランスしながら変化を続けているということ、常に流れている、循環している、ということがあります。

そしてまた、繰り返しお伝えしていることとして、流れるのが常ならば時には滞ることもまたとても自然なことだと受け入れよう、ということがあります。

ベールにおおわれ隠されがちならば、頻繁にそのベールを拭い取ってゆきましょう。

背骨は上半身の広範囲に位置しています。
腰~背中全体にかけて、前屈することで広げたり(ストレッチの刺激)、後屈することで縮め流れを促したり、ねじることでその両方のアプローチをしてみたり。
スキのポーズなどの逆転も効果的なのでクラスでもよく取り入れています。

背骨の存在感を感じてゆけるようなほぐし方でアプローチしていったら、そこからが醍醐味。
スッキリした上半身のその真ん中に凛とある、背骨をただ感じてみてください。

それは、自我を押し通そうとするような頑なな軸はではなく。
全てを柔らかく受け入れながらもありのまま凛とそこに、ただ、ある。

力強くも優しい心身の拠り所。
いつだって感じることが出来ます。

胸~肩をほぐす

身体と心のつながりを感じながらヨガをする上でもとても大切な部分。

2つ目は『呼吸』です。

身体と心の状態をダイレクトに映し出しているのが呼吸です。
例えば、走れば息はあがり、くつろげば息もゆったりしてゆくように。

当たり前すぎてそのつながりについて感じてみたこともないくらい、私たちに備わったとても自然なシステムです。

そしてこの呼吸には、私たちが意思をもって介入することができるという最大の利点があります。

ですから、どんな呼吸がなされているのかということは、心身がどんな状態なのかということに深く結び付いていることなのです。

そのため、私のクラスでは呼吸をものすごく、とっても大切にしています。
心身のつながりを感じるようなヨガや瞑想を深める上では、呼吸はとても大切な存在です。

その呼吸が成されているのが、上半身。
肺を囲む胸の部屋です。
肺は心臓みたいに筋肉を持たないため、自力で膨らんだり萎んだりしているわけではなく、肺を囲む胸の部屋が広がったり狭まったりすることで、呼吸が成されています。

胸の部屋のスペースが緊張や滞りから解消され、十分に広々したスペースの中でその時々自然な息が成されてゆく。

そんな本来の呼吸の役割、呼吸の成される胸の部屋の役割が果たされてゆくために、胸~肩をほぐしてゆきましょう。

肋骨の隙間を刺激するアーサナ(側屈)や、胸の前面を広げるための後屈、肩を胸の最上部と捉えて、肩・肩甲骨周辺をほぐすことも大切です。

また、呼吸と動きの連動であるヴィンヤサのアプローチを取り入れることもとても効果的です。

呼吸も他の身体各部同様に、ほぐすだけではなく、より役割を果たしやすい使い方をするための調整が必要ではありますが、それはまた今年のどこかのタイミングで詳しくシリーズにしてゆきたいと思います。

広々とした部屋のなかに自然に風が吹いている。
そのための部屋のメンテナンス。

ほぐすことを通じて部屋のスペースを確保すること。1日の始まりに、日中のひと休みに、1日の終わりに。
今よりもほんの少しでも滞りが流れてゆく、狭まりが広がってゆく、そんなイメージとともに取り入れてみてくださいね。

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